結婚したら二宮に住もう!

移住家族の声vol.25 「家に住む」暮らしから「町に住む」暮らしへ

移住家族の声vol.25 「家に住む」暮らしから「町に住む」暮らしへ

画像の説明

 私たちはこの二宮町に贅沢をしにまいりました。
贅沢と言いましても豪邸に住んだり、豪勢な料理を食べたり(本当は食べたいです)という訳ではなく、仕事の合間の散歩や、吾妻山からの風景を望みながらのお弁当、買い物帰りに海に立ち寄り茜空を眺めると、ついつい晩酌のハイボールに手をつけてしまいます。
 そんな何気ない生活の中の出来事や、風景、人とのお付き合い、小さな畑での野菜作り、土の香り、季節を感じる山々、そして広い空に舞うトンビの姿...。
 生活の中にある贅沢が感じられるこの町に出会えた事は、私たち夫婦にとって幸運であったのだと感じております。

 以前暮らしていた住宅街では、”家に住む”という感覚でしたが、この二宮での生活は”町に住む”という感じがします。
そのことは、この町に初めて訪れた時から感じました。
 商店の店先に丸椅子が置かれ、おじいちゃん、おばあちゃんの井戸端会議中の光景をあちらこちらでお見かけします。
どなたも良く笑っておられ、店の外にも笑い声がもれて来る...。
楽しそうだなぁ、とこちらもふたりで笑顔になってしまうのです。

 何よりもこの町が好きになったのが、登下校中の子供たちが挨拶をしてくれる事。
ゴミ出しでお会いするご近所さん、散歩、買い物途中にすれ違うおじいさん、おばあさん。暮らして間もない私たちに心地良く挨拶が返って来る。
当り前だけど気持ち良い、当り前だからこそ嬉しい、そんな気分です。

 私たち夫婦は、ものづくりを主軸に生活をしております。
妻は人形作家、私は画業です。
そのため、展示や打ち合わせに東京に出向く事もあります。
近すぎず遠すぎず、この都会との距離感が私たちには丁度良いのです。

 東海道線の車窓から流れる旅情感ある風景が、今は私たちの家路となりました。
「朧月夜」流れるホームに降り立つと、この町に帰って来れた小さな幸福感と共に、うさぎと妻が待つ我が家へと帰る道すがら、私たちにとっての感動は、案外近所の横丁の隅っこなんかに転がっているものかもしれない...。
などと思ったりするのです。

森口裕二, 裕華子, うさぎのたんぽぽ

森口裕二ホームページ:www.moriguchiyuji.com
すずらんまーちブログ:suzuranmarchi.blog109.fc2.com/

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional