結婚したら二宮に住もう！

移住家族の声vol.52「調べれば調べるほど「これだ！」と思いました」

私が移住先を探していた一番の理由は「自分たちが食べるものを自分の手で作りたい！」でした。完全な自給自足とまではいかなくても、自分が育てた野菜やお米を少しでも食卓に並べられたら嬉しい。何より安心して食べられるし、子どもにもいい経験になると思いました。

最初に思いついたのは、地域おこし協力隊に応募して地方に行く、庭付きの古民家を購入する…などでしたが、色々と調べていくうちに「結婚したら二宮に住もう」のサイトに辿り着きました。

二宮町。そこは都心から程近い神奈川県の小さな町。海と山に囲まれた自然豊かな里山。

二宮団地。フルリノベーションからセルフリノベーションまで色んなタイプの部屋が選べる珍しい公社住宅。

二宮農園という農園活動もあるらしい。

調べれば調べるほど「これだ！」と思いました。この団地に住んで、ここで畑をやりたい！

さっそく団地を内覧し、リノベーションされた室内の美しさに魅了されました。玄関を入った途端、杉の香りがふわ〜っと漂ってきます。ナチュラルな木の風合いと白を基調にしたシンプルな内装。日当たりも良く、ビルトインコンロ、独立洗面台、室内洗濯機置き場も付いて、都心ではあり得ない家賃なんです！！！

今は実際にその部屋に住んでいて、ここでの暮らしがとても気に入っています。
朝はベランダの大きな窓から太陽の光が差し込み、外から聞こえる小鳥のさえずり。窓を開けると澄んだ空気。遠くに見える山並み。空が広い！！日暮れにはうっとりするような夕陽が山並みの向こうに沈んでいきます。毎日違う空模様。そして、夜は静寂…。都会にいた頃は窓を開ければ排気ガス。空は狭く、夜中でもバイクの騒音や酔っぱらいの声がしょっちゅう聞こえてきました。
二宮に来て、あぁ〜これこそが人間らしい暮らしだなぁとしみじみ感じています。

二宮農園も本当に最高で、無農薬、無化学肥料はもちろん、タネにもこだわった自然農法です。先生を始め、参加者のみなさんも、安全な食べ物や自然環境に対する関心が高く、畑だけに留まらず、荒れた山を整備する人がいたり、田んぼをやる人がいたり、山から海から土の中のことまで考えて、二宮全体の自然の循環を取り戻そうと活動しています。
みんながそれぞれ、興味のあることを中心に取り組んでいて、肩肘張らず、緩やかに、笑い合いながら活躍しています。
そんな人が集まれば集まるほど、二宮は元気になる、子どもたちにもいい環境を残せる、二宮の未来は明るいと、私も毎日ワクワクしています。

今田由季子

（2021-2-22）