結婚したら二宮に住もう!

vol.2「“こぶし”とり」

vol.2「“こぶし”とり」

♪(男)「“こぶし”に負けたあ~。(注:“こぶし”は雑草の名前)」
♪(女)「いいえっ“こうぶし”に負けたあ~。(注:人によっては“こぶし”を“こうぶし”とも呼ぶ)」
♪(男女)「この畑もおおわれたあ~。(注:強靭な生命力をもつこの雑草は、秘密裏に地下国家を築き、春の訪れにあわせて地上への侵略を開始する。)」
♪(男女)「いっそ、二人で死のうかあ~。(これだけは原詩。道ずれは、いないよりはいる方がよい。)」
以上、昭和を代表するデュエット曲の替え歌(蔵門作)

この季節、畑に這いつくばって、“こぶし”の撲滅に挑む蔵門が決まって口ずさむのがこの曲だ。
ひたすら、5~10mm程の“こぶし”の球根を土の中から拾い続ける作業を1時間も続けると足元がふらふらして頭がクラクラしてくる。やれやれと腰をのばし目を閉じると、瞼の裏に、その球根がたくさん張り付いている(注:残像です。本当に張り付いてるわけではないのでご安心ください。)のに驚く。こんなことを更に数日続けると、大きい球根に追いかけられる編と、ひたすら私が球根を食べて始末しようとする編の豪華2本だての夢をみるようになる。絵的には面白いけどね・・、そりゃー怖い。

こんな苦しい作業を黙々と一人でこなすのだから、替え歌くらい歌ってないとやってられないわけで。ほぼほぼ、エンドレスでこの歌をうたい、折れそうな心をやっとの想いで支えながら、土作りの季節を過ごしているのだ。
とはいえ、カマをマイクのように口に近づけ、サビ(前述のあとの盛り上がり部分)の部分を熱唱する姿が近隣農家に度々目撃されているのも事実。
「歌ってねーでよー、はよー手ー動かさんかいっ。」
撲滅なんて、夢のまた夢。
来年も畑で“こぶし”と戦いながら「♪昭和枯れこぶし」歌っているんだろうなあ。
(2018-3-19)

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