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未来の二宮駅

未来の二宮駅

「私は、神奈川県立小田原城北工業高校のデザイン科3年生です。学校の課題で、二宮駅を改良した「新・二宮駅」をデザインし模型を作りました。卒業展示会で発表しましたら好評だったので、ぜひ町長さんにも見てもらえたらとメールしました」

ある日町役場に、このようなメールが二宮町在住の青木弥玲さんから届きました。後日、同行されたデザイン科の先生お二人と青木さんが村田町長とお話しされました。

青木さんは二宮生まれ二宮育ち、いつも使っている二宮駅がもっと使いやすく素敵になって、若い人たちにもっと二宮に来てもらいたいとの願いから制作を思い立ったそうです。
未来の二宮駅の模型には、実際に利用者目線での待合室や小学生の登下校を安全にするための歩行者回廊の設置等が考えられています。また、南口の屋根は海を、北口の通路には木材を使い吾妻山をイメージして作られています。

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自然を守り、成長していく

新・二宮駅は、その名のとおり「新しい二宮駅」。
大きく変わったのは、駅のイメージからです。
二宮駅は、南口から出て梅沢海岸で徒歩5分。北口から吾妻山へ登り口までも徒歩5分以内です。そこで、駅が海と山の真ん中にあるのをヒントに、海側の南口は波をモチーフにした屋根、北口は山側なので、木のルーバーを使い森の雰囲気を演出しました。
こんな二宮駅を中心に、二宮町全体、またその外で「自然を尊重しながら、良い方向へ成長する社会」を築くことを目指します。

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北口の拡大
二宮駅すぐにある二宮小学校。そこの生徒さんは二宮駅を通学路として利用しています。そこで朝利用人数に備え、道幅を拡張。また、バスターミナルにかかる橋を導入。このことにより、一層、安全に登下校できる環境を創りました。

ショップの導入
二宮町のセレクトショップ「にの屋」といったお店があります。現在そのお店は、公民館に属しています。しかし、少し分かりずらく入り難いこともあり、町民のなかでも知名度が低いです。なので、駅内の二階改札前へ移転。このことで、多くの人の目に触れることができ、大きなPRにつながります。

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新感覚! 電車ビュー
さらに、新・二宮駅に加わったのは、電車が眺められる4つの窓、空間。通路のスケールの大きさを拡大したほか、待合室としても利用できるスペースに、北口第一階段横に設けた三画の全面ガラス張の空間。電車を今まで見たことのない角度に近さが味わえます。

ヒカリ
1日の仕事が終わった帰宅中、その時間にしか見られない光景があったら毎日がもっと素敵になると思いました。そう、この駅は日の入りの時間、北口では、木のルーバーが並んだ影が床に映り、南口では波打つ屋根の中の骨組みが透け、何ともいえない幻想的な空間が現れます。以上は夕方の事例ですが、この駅は「ヒカリ」を利用した多くの仕掛けがあります。

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どんな人にも
多くの人が使う駅。使いやすさを多くの目線で考えました。階段のついているところにはすべてエレベーターを設置。車イスやベビーカー、大きい荷物を持った利用者の動線を考え、専用改札口から、エレベーターまでの距離の短縮など、どんな人にも優しい駅へ。

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村田町長と青木さん、同席いただいた二人の先生


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このページをまとめるにあたって、私も青木さんにお目にかかりお話をうかがいました。
展示会ではご覧になった多くの方々から「あったかいね~」という感想をいただいたそうです。
また一人、二宮に素晴らしい方がいらっしゃることを知りました。
(2016年3月・とし)

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