結婚したら二宮に住もう!

にのみや どろんこLife

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蔵門の「にのみや どろんこLife2」

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「農ある暮らし」をライフワークにされている蔵門さんに、2016年4月から1年間にわたってコラムをお願いしてきました。
その後しばらくお休みされていたのですが、1年ぶりに再開していただくことになりました。蔵門さん、ありがとうございます!!
楽しみにしていたみなさん、お待たせしました~。(2018年3月)

vol.6「イノシシ」

「暑いですねぇ~。」他にあいさつのバリエーションを思いつかないくらい暑い日々が続きます。そして、つらいのは人間だけじゃなく、草や木、動物たちも同じように、苦しんでるんだろうなあって思う今日この頃です。

『西に困ったイノシシあればサトイモを分けてやり、東に泥んこ遊びをしたいウリ坊(注:子供のイノシシ)あれば、どうぞこの畑をお使いなさいと言ってやる。そんな人に私はなりたい・・』わけでは、けして、ないんだけどね。

今年も盛大にやられました。畑のサトイモとカボチャは、ほぼ全滅です。ここ数年、壊滅的被害を受けているのだから、もう止めときゃいいものを、人間というものは、倒れても倒れても立ち直ってしまう。「もしかしたら、今年は大丈夫かもしれない。」という、何の根拠もない希望的観測のもと、春になるとニコニコ種をまいて、せっせと土寄せしちゃったりするんですよね。

近所に住む畑に関わりの無い人たちは、一様に「え~、このあたりでもイノシシなんて出るんだぁ。」と言います。話の成り行き上、被害の惨状を涙ながらに語ると「え?でも柵とか対策できるんじゃない?」と言ってくださいました。その言葉に、ちょっとだけ左の眉がぴくぴくしました。
「♪わかってくれとは言わないが~(←昭和歌謡です。古いです。)」そう言いつつも共感ってもとめてしまうのですよね。

ということで。一応、語っておきます。
えーっとね、イノシシは相当な高さのハードル(柵)を軽々と飛び越えます。もしくは、もぐらのようにトンネルを掘り、柵の内外の行き来はお手のもの。おまけに、我々が廃材で作る、ちょっと弱そうな柵だったりすれば、突進して破壊するなんて、夕飯(夜行性なので・・)まえなのです。
カラスやハクビシンにやられた畑も、悲惨なものですが、イノシシの場合はその畑の変わり様に一瞬何が起きたか理解できないことがあります。今年は特に、猛暑で頭がとろけているものだから、発見時「誰かトラクターいれてくれたのかなあ」と、のんきに考えてしまいました。数秒後、なぎ倒された大量のサトイモの茎葉が散乱しているのをみて、漸くその場に崩れ落ちました。

今回は、畑の鳥獣被害レポートになっちゃいましたね。ただ、書いていて思うのは、昔ほど腹を立てない自分に気がつきます。以前だったら、「んも~!許せん!捕まえて、牡丹鍋じゃ~!!」と、しばらく暴れていました。でもね、畑をやる中で、雨とか気温とか、ままならないことに沢山遭遇する。そしてそれと折り合いをつけて、暮らしていく。それは、私をものすごく成長させてくれたのだと思っています。
ですがぁ~、この異常気象とか、鳥獣異常増加とか、手に負えないことが多すぎて・・・。
「あ~、もう、やってられんっ!」て、ならないことを祈るばかりです。
(2018-8-8)

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vol.5「きゅうり」

♪きりきりまいよ、きりきりまいよ、魔球は魔球は、ハ~リ~ケーン。
私が子供の頃、こんな歌が流行っていました。この歌をうたって踊りながら、子供たちは、「きりきりまい」は「てんてこまい」よりも大変なことみたいだぞ。と、知らないうちに学習していたようです。
とはいえ、「きりきりまい」のような最大級に舞っている状況は、そうそうあるものではなく、これまでの私の人生、この言葉を使う機会もなく年を重ねることができたことは、本当にありがたく思っています。

このコラム、今回も例に漏れず、前置きと言う名の言い訳が長くなりました。これを読んでくださっている方の大半が、もうすでにお気づきですね。そうです、私、きりきりまいでした~。

町のイベント2つに実行委員として、首をつっこんでしまっているのはいつものこと。この時期、植木屋と畑仕事が繁忙期というのも、今始まったことではありません。ただでさえ、てんてこまいのところに今年は、更に追い討ちをかけるような事態が発生。スウェーデン人の友人が家族5人で3週間ほど、日本に遊びにきました。二宮(我が家の2階)宿泊、国内(中部)旅行随行、蔵門主催パーティ2回、たまった庭仕事、地元で飲み会、東京で飲み会、荒れ狂った畑仕事、地元で飲み会・・。
言葉をいくつ並べても形容しがたいこの状況を、なんてことでしょう!「きりきりまい」という言葉がいとも簡単に言い表してくれるじゃないですか。ほんとにもう、きりきり、もまれる、あの感じですね。子供の頃から、この言葉を暖めていた(?)甲斐がありました。

にぎやかな台風の目が昨日(7月11日)、成田から飛び立ち、少しずつ穏やかな暮らしを取り戻しつつある中で、久しぶりにペンをとりました。この内容で「どろんこLifeに投稿?どこが、どろんこやねん?」と自分に突っ込みをいれつつ、「言い訳に始まり、言い訳に終わる」ってのも、逆にとっても潔い良い!ということで、このまま突き進みます。

最後に本題です。その友人と知り合った20代の頃、はじめて覚えたスウェーデン語が「グルカ」でした。日本語訳「きゅうり」ですね。おそらく、私が知っている世の中の生物の中で、彼女らは一番、きゅうりを食べます。(あ、訂正。カッパの次になので、2番目でした!)日本のきゅうりはおいしいと、それはもう、四六時中、きゅうりを食べていました。行動を共にした9日間の間に大量のきゅうりが彼女らの胃袋に納まり、すがすがしいきゅうりの青臭さが常に漂っておりました。
彼女らの来訪時期は、豪雨や猛暑という悪条件な中、きゅうりのシーズンを外さなかったことだけが唯一の救いかな?今年最大のイベントが終わり、一抹の寂しさを覚える中、畑の大量のきゅうりと向き合って、この夏を乗り切っていきたいと思います。
(2018-7-15)

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vol.4「わかりやすい顔」

通じ合う人はニヤッと笑いますが、今の私は、とっても『わかりやすい』ようです。
4月、5月のこの時期は、「畑のことで頭がいっぱい!」と顔に書いてあります。もちろん顔にとどまらず足の先から両耳まで・・そりゃもう、しっかり。
一昨年もこのコラムで書きましたが、その殺気たるやすさまじく、辻々で出くわした知り合いに、「邪魔立てする者は、容赦なく斬る!」とイキマキながら走り回っています。
毎年、このような状況を20年近く繰り返しているわけですが、一向にテンションが下がりません。下がるどころか、今年は外界からの刺激注入が多く、更に火に油を注ぐ行為が行われているありさま。「近寄ると、やけどするぜ~。」という台詞を「邪魔立て・・」と交互に使い分けて、挨拶しています。

実を言うと、私はあまり勉強が好きではないのですね。難しい教本を読む事はもちろん、周りで素晴らしい農法をされている方がいても、進んで学びに行くということをしないで畑を続けてきました。勉強が嫌いだという言い訳に過ぎないのですが、「ギモンを持ったことだけを解決していく方法でしか、前に進めない。」そんな風に自分を理解しています。例えば、先に正攻法を与えられると、とたんにやる気をなくしてしまう。ギモンがクリアになる瞬間の「うわ~!!」という心の底からの喜びの機会を奪われて、逆恨みに近い感情に襲われるのですね。怖いですねえ~。

4月の土曜日、誘われて『くだかけ山農園(神奈川県山北町)見学会』に参加してきました。昨年に引き続き2回目の押しかけと、なりました。勉強好きでない私が、どうして見学会に参加するのかというと、「素敵な人たち」が「素敵なくらし」をしているから、引き寄せられるのでしょうか?迎えてくれるWさんは、体験で得た話を聞かれた分だけ話してくれる。そのピンポン玉のようなやりとりが私には丁度いい。世界一おいしい野菜を作りたいわけではなく、多収でごっそり儲けたいわけでもない、色んな実験ができて、色んなことを自然から学べるという理由で畑が好きな私にとって、Wさんのテンポが丁度いい。そしてそして、お昼にごちそうになる、卵かけご飯が、とってもおいしい。
「うわ~!」という、疑問解決の瞬間のきらきらをお土産にしながらの帰り道、「はやく~、はやく~、畑で試してみたい~!」心で(口に出てたかもしれないけれど)叫んでいたのでした。本業が忙しくなる連休明けまで、まだまだ、どっぷり、畑人です!
(2018-4-28)

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vol.3「畑に向かう理由」

 「畑に向かう理由とは、なんぞや。」
 吾妻山を眺めながら、洗濯物を干す手をとめて、ふと考えてみました。
① 安心・安全な野菜をつくりたい
② 畑を商売につなげたい
③ 仲間や御近所さんと作物を交換するのが、わしゃ生きがいじゃ
皆、それぞれの想いで畑に向かっているんでしょうねえ。
 私は、と言いますと、上の3つは全て結果論であって、目的や動機かと問われれば首をかしげざるを得ません。(ちなみに「安心・安全」という言葉は、胡散臭い人が使うことが多くなって以来、この言葉を聞くとなぜかクシャミがでます。)

 「じゃあ、理由は何なのよ。」
 無秩序に山肌を彩る桜の木々に感心しながら、自問自答を続けてみます。
 蔵門いわく、
「畑に身を置くことで、自分も自然の一部なんだって感じる瞬間が好きなのかなあ。」
植物があって、鳥が鳴いて、風の音がして。足元の下では、ヤオヨロズの微生物たちがうごめいていて、ふと気がつくと、てんとう虫やイモ虫たちと同じ目線で世界を見てる。
 そして同じ自然でも、山や庭ではなく向かう先が畑である大事な理由。それは、ただ身を置くだけじゃなくて、生きるために(食物を得るために)知恵をしぼり、地面にはいつくばっていること。その時、はじめて自然の一部になれる。そして、自分が、無理せず動物でいられる。なんだか、そんな気がするんだよね。

 「だってぇ~、どろんこ遊びしたいんだもん。」一応、大人としてはこの答えではかっこがつかないと思い、ガラにも無く大層なことを書いてしまいました。
 満開の桜の花びらが洗濯物をかすめて飛ぶ様に目を細めながら、
「お~っと、今日も手が止まってる。」
では、このへんで。
(2018-4-5)

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にのみや どろんこLife2>

vol.1「再びペンをとる」

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vol.2「“こぶし”とり」

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vol.15「さくら暦」

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vol.14 「味噌の仕込み」

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vol.13「佐島のわかめ」

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番外編「パッションフルーツ その後」

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vol.12 「ウコンのほりあげ」

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vol.11 「パッションフルーツ」

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vol.10 「田園の食卓」

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vol.9 「野菜の癒し成分」

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vol.8 「三大輪切王の季節」

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vol.7「とうもろこし競争」

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vol.6 「パンダなひとたち」

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vol.5 「ジャガイモ収穫いとたのし」

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vol.4 「ピヨピヨ」

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vol.3 「玉ねぎの季節」

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vol.2 「畑人(はたけびと)、走る!」

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vol.1 「タケノコ!ごろりん」

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蔵門のブログ http://scn-net.easymyweb.jp/member/kuramon/

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