結婚したら二宮に住もう!

にのみや どろんこLife

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蔵門の「にのみや どろんこLife2」

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「農ある暮らし」をライフワークにされている蔵門さんに、2016年4月から1年間にわたってコラムをお願いしてきました。
その後しばらくお休みされていたのですが、1年ぶりに再開していただくことになりました。蔵門さん、ありがとうございます!!
楽しみにしていたみなさん、お待たせしました~。(2018年3月)

vol.22「哀愁のカネタタキ」

 『♪バッター、バタバタ、バッターそーれ、ホームラン!いけいけバッター、ゴーゴーバッター!』
おそろいのユニフォームに身を包んだ少女たちが、一列に並んで仲間に声援を送ります。
 あ、すみません。ワタクシの中学生時代の話です。ソフトボールをやっておりました。
 ショートヘアで野球帽を被って歩いていると「ちょっと、そこの男子~。」と呼び止められることもしばしば。振り返ってしまう私もいけないのですが、思春期の少女の心はえらく傷ついておりました。そのせいもあるのでしょうね。中学をでてから、つい最近までのほとんどの年月、セミロングヘアを貫いて生きてまいりました。
 「いや~、私、さばさばした性格よ。」などと人には話しておりますが、実のところ「スーパーねちねち系」だったり、するんですね。長く、潜在的に引きずります。根に持つとも言います。ご注意ください。ちなみに最近も、植木屋のかっこでホームセンターのトイレに入ると、私を見た、先行者のオバサマが「え、あ、ここ女子トイレよね!?」という顔で動揺されておりました。
う~ん、やはり、花柄の作業着でも着てみましょうか?

 何度も何度も「ネタ切れですから、限界です。」と言っておきながら、心のどこかで叫んでいるのですね。「ううむ、この程度で、引き出しの数が尽きるとあっては、クラモンの名折れ。何としてでも、絞り出してやる~。」ささやかな執念です。
 で、なんだよ。中学生時代の話なんか持ち出して、昔話~?そう言うなかれ。まあまあ、もうちょっとお付き合いください。

 先日、TVで初代仮面ライダーが再放送しているのに、ばったり出くわしてしまいました。そう、今の若い人達がイメージする仮面ライダーをよく知らないのですが、初代は確かに、バッタがモチーフでした。作品にはバッタとかクモとか、昆虫がフツーに登場してたのね。あの昆虫と人間がごちゃまぜになった世界を何ら違和感なく受け止めていたことに、ある種の感動を覚えます。
 それくらい人と昆虫の距離が近かった。人間も自然の一部だった。そんな風に思えるのです。

 ねばりにねバッタ夏から一転、晩秋に崖から突き落とされた感のある今日この頃。
 カネタタキが泣き続けています。(あの音調が鳴くというよりも泣くの方がしっくりくるので、あえてそう書きます。)このバッタの仲間の小さな虫の音が昔から好きで、よく人に話すのですが、ご存じない方も多く、いつもちょっとがっかりします。カネタタキの「チっ」という舌打ちが聞こえるようです。
大変、人なつっこいのか、よく家の中に上がり込んで泣いているので、温かく見守っているのですが、あまりに小さい虫ですから、間違って踏まれてしまったのでしょう。ぺしゃんこになった姿で、ときどき発見されます。犯人は誰か?で家族でもめます。
 そんな哀愁のカネタタキのチ・チ・チ・チという声に、行く秋を惜しみながら、今日も無事に原稿を書きつなげることができました。ネタをくれたバッタに、愛をこめて。
(2021-10-19)

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名残のコスモス


vol.21「うりっす!」

 最近、毎回思うんです。このネタ、もうすでに書いてるんじゃないかって。だいたい、私の考えることなんてパターン決まっておりますし、今、「おっ」と思ったことを、3年前に「おっ」と思わないはずがない。ということで、珍しく、ちら~っと同じ季節の古いコラムを流し見してみたんですけどね。うん、やはり。近いとこついてるのあるある。Vol.9「野菜の癒し成分」なんて超近い。で、なんてことはない我ながらいいこと言ってるなあと自画自賛して終わりました。かまわず、書きます。

 雨に閉じ込められた休日、好きなんです。頭はどうにか覚醒している程度で、ぬぼ~っと台所に立っている時間が好き。
 とりたて、「料理が好き」というワケでも、「体に良いものを取りたい」なんて強い想いが先立ってるワケでもないんだけどね。ただ台所に転がる畑の野菜たちの声に憑き(!)動かされているのかもしれません。「もし、そこのあなた。煮るなり焼くなりして、さっさと成仏させておくれでないかい。」忙しい平日には聞こえないフリをしてきた声が大合唱で聞こえてきます。

 ほぼ思考は停止しつつも体は勝手に動くから、人間型野菜切りマシーンは目に入った野菜を片っ端から正確に刻み、思いついた順に、とりあえず人間が食べられる程度の料理に変えていきます。
 ついさっきまで、このマシーンの手にかかった野菜の一例をご紹介いたしましょう。
かぼちゃ、トウガン、ハヤトウリ、ゴーヤ、、、。な、なんとこれは、自分でハタと気が付いて、包丁を持つ手が震えました。こ、これは、瓜オンパレード・・・・。南瓜、冬瓜、隼人瓜、苦瓜、(胡瓜の欠品悔やまれます!)。うちの畑、ウリしかとれんのか~!確かにイノシシ被害が少なく手がかからない野菜といえばウリのほかに思い浮かばず、ウリに走るのも無理はありません。

 そういえば最近私、性格が「うりうり」してきてるし、顔も「うり顔(瓜実顔をもう少し崩した顔)」、体系も「うりっ腹」。もしかしたら、うりの接種過多かもしれません。

 とか、いろいろ考えているうちに、お料理が出来上がりました~。
ウリだけではあんまりと、頑張ってくれている他の野菜や保存野菜たちが色を添えます。冬瓜と鶏肉のスープ。かぼちゃとインゲンの煮物、ハヤトウリの一夜漬け(ゴーヤ、ミョウガあえ)、ゴーヤと赤玉ねぎの酢漬け。日本語で並べるとそれなりに聞こえるのが不思議です。
 ふふふ、これで2日間は、楽できるもんね~。
いやあ、充実の朝のひと時でした。おまけに、やめよう、やめようと思い続けている(Tさん、ごめんなさい!)ネタ切れコラムのネタも、硬い野菜を切った振動による脳への刺激で、浮かんじゃったもんね~。それもこれも、野菜のおかげ。さあって、ゴロゴロしましょーか。
(2021-9-20)

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ハヤトウリの赤ちゃん

vol.20「干し野菜」

 「クラモンです」
自虐ネタお笑い芸人(今は多方面で活躍してますが)の「ヒロシです」風にお願いします。
どーにも、クラモンらしくない日々が続きます。カラっとした、豪快な、竹を割ったような、という形容詞には程遠い性格になり果てて、早1年と半年。飛行高度で言うと、基本設定が元々非常に低いものですから、定期的に機首を持ち上げる操作を行っていないと、下降の一途です。
気の合う仲間と飲んでバカを言ったり、カラオケで思いっきり歌ったり。他人からみたら、なんだそんなこと?と言われそうですが、そんな他愛もないことが気持ちの切り替えにどれほど役に立っていたか、痛感する毎日が続きます。あ、そうそう最も危険なのは、天空の楽園(天国じゃないからね、高い山のこと)に行けてないことかな。年に数回、山で捨てていた諸々の憂いを、金魚のフンのごとく引きずって歩いています。ワタクシ、最近、性格ねちっこいです。

さて、こんまいネタ。先日、久しぶりにカップやきそばを食べた時の話。もそもそと食べているとジャリっとしたものが歯に当たって、ポーズ(一時停止)しました。気のせいかな?と思って食べ続けると、もそもそ、ジャリっ、もそもそ、ジャリっ、と続くんですね。そのジャリジャリ感が今の若者に受けていて、今やカップ焼きそばの常識的食感?とは、さすがに考え難く、そっと自分の胸に手を当てて考えてみました。
「あ、やべ。「かやく(乾燥キャベツ、乾燥紅ショウガ等)」と銘うったプチ袋、3分待って湯切りしてから入れた気がする。」(←思い出せただけ、ちょっと嬉しい。)
もとの姿に戻れなかったキャベツたちや、開発担当者の嘆きが聞こえるようです。
ハハハ、まあ、怪しいものではないことがわかったところで、そっと胸をなでおろし、完食いたしました。
ジャリジャリの振動が、うまい具合に脳みそを刺激したのでしょうか?遠い記憶が呼び覚まされて、箸を置いてお茶をすする頃には、図らずも食にまつわる記憶の糸を手繰ることにあいなりました。

私、学生の頃、山に登る集団に入っておりました。合宿と称して、しょっちゅうザックに衣食住を詰め込み山に出かけて行きました。ちょっと昔の話とは信じてもらえないことは承知の上なのですが、まだその頃は、テントはじめ全ての装備が、ハンパない重さでして、せめて食糧だけでも軽量化を!との思いから合宿前には一仕事おまけがついてたんですね。乾燥野菜作り。その頃は、アウトドアショップに食糧のコーナーはほとんどなく、自前で作るよりなかったわけです。狭い部室ではままならず、空き教室の片隅でトントンと野菜を刻み、東京のど真ん中の校舎の屋上に決して綺麗とは言い難いシートの上で野菜を干していました。(時々、新聞の上に干したものなんかもあって、後で鍋に文字が浮き上がるんですねぇ。怖いですねぇ。)
基本はジャガ、玉ねぎ、ニンジン。確かお米も研いで干した気がする。そんなこんなの干し野菜を、カレーやカレーやカレーにして山で食べていました。悲しいことにカレーの記憶が強すぎて、他のが掘り起こせないっ。そうそう、干し野菜とは関係ないのですが、真っ先に浮かぶ定番ご飯を一つご紹介。イカフライというイカの姿に似せたおつまみがあってですね。それをご飯にのせて天つゆをかけるだけ。我々は、これを「天丼!」と呼んで喜んで食べていました。いま、何を食べても大馳走に思えるのは、そういう過去の粗食のおかげなんだと確信しております。

たった、一杯の未完成のカップやきそばが、こんな思い出を呼び覚ますなんて、分らないものですね。
凄まじい勢いで原稿を書き上げました。この数か月、何度も書きかけて筆が進まずボツにしたネタたちには申し訳ありませんが、考えたものは浮かんだものには到底及ばないということ。これ真実です。
いざ、太陽をさんさんに浴びた干し野菜ネタ、白日の下に晒させていただきます。
(2021-7-18)

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vol.19「夜咄の茶事」

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私のような奴もいる

vol.18「蚊取り線香」

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(Photo by m.o)

vol.17「枯れる」

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vol.16「いわくつき野菜のすすめ」

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vol.15「勝手に生えてる野菜の生命力」

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vol.14「嵐の前の、春の日に」

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vol.13「風邪っぴき」

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vol.12「恩返し」

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vol.11「実験!自然農法」

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vol.10「三月のホタル」

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vol.9「休眠期」

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vol.8「ひっかかっているもの」

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vol.7「どろんこLifeの始まり」

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vol.6「イノシシ」

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vol.5「きゅうり」

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vol.4「わかりやすい顔」

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vol.3「畑に向かう理由」

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vol.2「“こぶし”とり」

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vol.1「再びペンをとる」

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vol.15「さくら暦」

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vol.14 「味噌の仕込み」

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vol.13「佐島のわかめ」

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番外編「パッションフルーツ その後」

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vol.12 「ウコンのほりあげ」

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vol.11 「パッションフルーツ」

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vol.10 「田園の食卓」

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vol.9 「野菜の癒し成分」

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vol.8 「三大輪切王の季節」

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vol.7「とうもろこし競争」

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vol.6 「パンダなひとたち」

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vol.5 「ジャガイモ収穫いとたのし」

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vol.4 「ピヨピヨ」

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vol.3 「玉ねぎの季節」

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vol.2 「畑人(はたけびと)、走る!」

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vol.1 「タケノコ!ごろりん」

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