結婚したら二宮に住もう!

移住家族の声vol.11「心地よい空気感にあふれたまち」

移住家族の声vol.11「心地よい空気感にあふれたまち」

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2014年6月。青い海と緑の森に囲まれた「ザ・コンテッサ・リゾート」で結婚式をあげました。きっかけは、自転車でのまち探検。約3年前の2012年3月31日に埼玉から移住したあと、自転車で散策に乗りだしました。気づかぬうちに2人で芝生のお庭に入り込んでしまったのが、この式場との出逢いでした。

いまでも休日になると東京から泊まりにくる友達と一緒に、まちを歩くことも多いですが、どこにいても緑に溢れていて、なつかしくも自由な空気感を感じられることが、心地よく暮らせる土地の魅力だと思うようになりました。

もともと私たち夫婦は二宮には縁もゆかりもありません。

選んだ理由は、都内に通える一方で、山や海のある自然豊かな場所に住みたいという想い。当時、都心に住み働いていた頃は、朝早く出社し、夜遅くに帰る。コンビニで食事を買って、家には寝に帰っているだけのような日々でした。そんな生活のなかで「衣食住すら自ら選択できていないのではないか」「暮らし方は本当にこれで良いのだろうか」という漠然とした不安はどんどん膨らむ一方でした。その不安を決定的に大きくした理由こそ、2011年3月11日。東日本大震災だったと思います。

「常時の便利さ」が「非常時の不便さ」に一瞬で変わることを目の当たりにするなかで、「便利さを買うだけの暮らし」から、「かけた時間や手間が愛着に変わる暮らし」。人とのつながりが生み出す安心感を大切に育む生き方ができないだろうかと思うようになり、住む場所から暮らしに変化を生み出したいとの想いでたどり着いたのが二宮町でした。その後、奇跡の一本松で知られる岩手県陸前高田市内にて、家具などをつくる会社を設立し、今では二宮と東北を行き来しながら仕事をするようになっています。

私たち夫婦は、北海道と群馬県の田舎まちに生まれました。物心ついた頃から自然のそばで生きてきたせいか、緑があるとやっぱり安心。さらに二宮の夜はほどよく暗い。まるで不夜城のような東京とは違い、無理をせず、身体感覚を大切にしながら、丁寧に暮らしていけるまちだと感じます。

妻は二宮に移り住んでから、ヨガ教室を開催するようになりました。まちの生涯学習センターの1室をお借りし、毎月2回ほど。まだまだ少人数ではありますが、「顔の見える関係」で一歩ずつ行えていることが暮らしにいい刺激を生んでいます。

こうした「顔の見える関係」を、自分の手で育てていけるということも、小さなまちだからこそ。信頼できる鍼灸師さんと出会ったり、大好きなパン屋さんや八百屋さんができたり。買い物1つをとっても、人の顔や想いが見えるから、たんに消費する買い物ではなく、愛着を持って愛用できる。そんな暮らし方に変化してきたように感じます。

これからもこのまちとともに、ゆっくり、じっくり。
自分たちらしく毎日を積み重ねていきたいと思っています。

桑原憂貴・代李子

WEBサイト:http://kumiki.in/

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