結婚したら二宮に住もう!

移住家族の声vol.65「柔軟に住む場所や仕事、暮らし方を選んでいけたらと」

移住家族の声vol.65「柔軟に住む場所や仕事、暮らし方を選んでいけたらと」

画像の説明
近所の公園で、近所の素敵なカメラマン夫婦(Studio Roofさん)に撮っていただきました

2019年10月に、横浜から二宮に引っ越してきました。
社会人になってから、私は仕事や家族の都合で10回以上引っ越しをしており、ひとつの場所に2年以上住んだのは、初めてです。夫にとっても、私にとっても、地元でもなく知り合いもいない二宮に長く住もうと思ったのはこんな経緯です。

第一子出産直後に横浜へ引っ越し、初めての子育てが始まりました。横浜では、行政による子育て支援のサービスや施設は充実していたものの、子育てすることに息苦しさを感じていました。もちろん優しい方もたくさんいましたが、ベビーカーでバスに乗車して、心ない言葉を掛けられたり、子どもが大きな声を出さないよう気を遣ったり、人混みやエレベーターの順番待ちでなかなか移動できなかったり、子連れで少し外出するだけで、へとへとに疲れてしまうこともしばしばでした。
その中で、私たち夫婦の中で「もう少しのびのび子育てできる環境に住みたい」「”仮“ではなく、腰を据えて住む場所で暮らしたい」という気持ちが大きくなってきました。そこで、①夫の通勤圏内、②保育園の待機児童が少ない、③広い土地に家を建てられる、を条件に移住先を検討しました。神奈川だけでなく静岡、山梨、千葉と広く検討しましたが、最終的に現在の家の土地が気に入って、二宮に決めました。

二宮で第二子も出産しましたが、二宮では子育ての息苦しさをほとんど感じません。子どもが大きな声を出しても「元気でいいねぇ」とニコニコ見守られ、横浜では明確に感じていた大人の世界と子どもの世界の境界線が、良い意味で薄いように感じます。

自分たちの住む場所を二宮に決めるにあたって、不安に思っていたことと、住んでみて実際どうなのか、移住検討中の方々の参考になればと思い、以下まとめてみます。

1.夫は横浜or都内に通勤する必要があるが、大丈夫だろうか?
 家から会社までドアtoドアで1.5時間。二宮駅からだと座れるとは言え、コロナ前の毎日出社の時は、平日は家にいる時間が短く、体力的にも少し大変そうでした。コロナ後、在宅勤務メインになったので、自分の気に入った環境で過ごせる時間が増え、二宮に、この家に引っ越していてよかった!と思っています。
 さらにその後、夫は転職し、現在は秦野に通勤しています(片道30分!)。仕事も充実しているようですし、家族の時間にゆとりも生まれています。

2.保育園に入れるだろうか?
 その時期の状況にもよるので、一概に断言はできないですが、我が家は二人ともすんなり入園できました。ただ、都市部に比べると、保育園の最終お迎え時間が早く、保護者の皆さんも早めに(16~17時)お迎えに来ている印象です。

3.私(妻)は、二宮で自分の希望する新しい仕事が見つかるだろうか?
 当初は希望する仕事と条件(エリア、勤務時間)が合わず、苦戦しました。が、コロナを経て状況は変わりました。リモートワーク可の仕事が増えたため、現在はフリーランスとして独立し、在宅メインで希望する仕事をしています。

振り返って、「どこに住むか?」という選択は、自分や家族の価値観や優先順位を明確にしてくれたなと感じます。ただ、社会環境や自分たちの考え方も変わっていくものなので、凝り固まらず、その時々に合わせて柔軟に、住む場所や仕事、暮らし方をこれからも選んでいけたらと思います。

吉田奈津美
(2023-9-4)

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