結婚したら二宮に住もう!

vol.4「わかりやすい顔」

vol.4「わかりやすい顔」

通じ合う人はニヤッと笑いますが、今の私は、とっても『わかりやすい』ようです。
4月、5月のこの時期は、「畑のことで頭がいっぱい!」と顔に書いてあります。もちろん顔にとどまらず足の先から両耳まで・・そりゃもう、しっかり。
一昨年もこのコラムで書きましたが、その殺気たるやすさまじく、辻々で出くわした知り合いに、「邪魔立てする者は、容赦なく斬る!」とイキマキながら走り回っています。
毎年、このような状況を20年近く繰り返しているわけですが、一向にテンションが下がりません。下がるどころか、今年は外界からの刺激注入が多く、更に火に油を注ぐ行為が行われているありさま。「近寄ると、やけどするぜ~。」という台詞を「邪魔立て・・」と交互に使い分けて、挨拶しています。

実を言うと、私はあまり勉強が好きではないのですね。難しい教本を読む事はもちろん、周りで素晴らしい農法をされている方がいても、進んで学びに行くということをしないで畑を続けてきました。勉強が嫌いだという言い訳に過ぎないのですが、「ギモンを持ったことだけを解決していく方法でしか、前に進めない。」そんな風に自分を理解しています。例えば、先に正攻法を与えられると、とたんにやる気をなくしてしまう。ギモンがクリアになる瞬間の「うわ~!!」という心の底からの喜びの機会を奪われて、逆恨みに近い感情に襲われるのですね。怖いですねえ~。

4月の土曜日、誘われて『くだかけ山農園(神奈川県山北町)見学会』に参加してきました。昨年に引き続き2回目の押しかけと、なりました。勉強好きでない私が、どうして見学会に参加するのかというと、「素敵な人たち」が「素敵なくらし」をしているから、引き寄せられるのでしょうか?迎えてくれるWさんは、体験で得た話を聞かれた分だけ話してくれる。そのピンポン玉のようなやりとりが私には丁度いい。世界一おいしい野菜を作りたいわけではなく、多収でごっそり儲けたいわけでもない、色んな実験ができて、色んなことを自然から学べるという理由で畑が好きな私にとって、Wさんのテンポが丁度いい。そしてそして、お昼にごちそうになる、卵かけご飯が、とってもおいしい。
「うわ~!」という、疑問解決の瞬間のきらきらをお土産にしながらの帰り道、「はやく~、はやく~、畑で試してみたい~!」心で(口に出てたかもしれないけれど)叫んでいたのでした。本業が忙しくなる連休明けまで、まだまだ、どっぷり、畑人です!
(2018-4-28)

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