vol.5 「ジャガイモ収穫いとたのし」
vol.5 「ジャガイモ収穫いとたのし」
天気予報は、いつも気にしています。草を引くときは雨が降った翌日くらいの少し湿っているほうが抜きやすいし、玉ねぎの収穫はその後の乾燥を考えて晴天が続く日を選びます。種まきは雨の前、草刈は小雨の後・・と常に小さい脳みそをカタカタと震わせています。そして、ジャガイモはというと、やはり数日晴天が続き、掘り上げた芋に泥がつかないくらい土が乾燥している事が必須条件。そしてその芋を半日乾かす時間の確保も重要。
菜園初心者でも作りやすいこともあるし、子供の芋ほり体験(サツマイモの方が多い気もするけど・・)を経験している人も多いから、今更ジャガイモ作りを書いてもどうかと思いますが、何年菜園をしていても芋収穫は一番楽しいですねえ。ほどほどに枯れた茎を地面に垂直に引き上げるだけで、ごろごろ~っとごちそうが湧き出てくる。小さい芋を一個、土に預けただけなのに、微生物さんがせっせと働いて何倍何十倍にもして返してくれる。このお得感はやみつきになります。
ただ、ジャガイモの悲しい所は同じ場所に連作ができないこと。すっごく楽しいから、あるいは、種芋を買ったら袋に沢山入っていたからと、後先考えずたくさん植えちゃったアナタ!さあ、こまった!来年は畑を増やすようですね。二宮町の畑なんか、いかがですか?
(次号こそは、畑をどんな風に借りるかの(あくまで蔵門流)お話ができるかなあと思っております。
《写真》花も好きっ!
蔵門のこと
先日、大勢の人の前で一瞬ですがしゃべる機会をいただきました。最近ますますもって話すのが苦手になっている私は、案の定、緊張で視線定まらず・・・。そんな時、すかさず客席から「がんばれ~!」の声の矢が3本ほど放たれました。私にとって、ありがたい以外の何ものでもなく、これから真面目な映画を見るために集まってくれている人たちも、その「声の矢」をあたたかく受け入れてくれたように思います。昔の芝居小屋のような気安さと一体感が、フツウに息づいている。これが、二宮町の魅力そのものなのかなあ、って、嬉しくなりました。