結婚したら二宮に住もう!

vol.14「自分の住む町が魅力的であって欲しい」

vol.14「自分の住む町が魅力的であって欲しい」

二宮で不動産業を営まれている方からのメッセージをご紹介します。

画像の説明

まちづくりに取り組んでいる人が書いた本の中で、印象的な言葉がありました。

「すべての建物は公共財で空き家は公然わいせつだ。建物や土地がうまく使われているかどうかによってエリアの価値が変わるのだから、すべての不動産オーナーは公共的な責任を持っている。
個々の建物に価値はなく、不動産の価値はエリアで決まる。だから不動産オーナーがきちんと建物を活用すればエリアの価値が上がるし、その結果として自分の建物の価値も上がる。反対に、しっかり使わなければエリアの価値を下げてしまう。それを「俺のものだから好きにしていいだろう。」というのは、まちに対して無責任すぎる。」

この言葉が印象的に感じたのには理由があります。

ある募集テナントに、ある業種が入居申込をしました。その業種は募集条件上問題ございません。
ただ、オーナーは即答できずに悩んでいます。

オーナーは、その建物が多くの人が通る場所である事の責任感を感じており、入るお店によってそのエリアの価値が一変する事を分かっています。「賃料が入ってくれれば良い。」という意識ではなく、「町にとって、町民にとって」という所まで考えています。

私は仲介会社として、入居希望者の希望を通してあげる役目を担っていますので、オーナーに伝えるべき事は伝えます。ただ、公共的な責任感を持っているオーナーの意識もよく分るので、複雑な立場であります。
現在進行形です。。

「空き家、空きテナント対策でまちを元気にしよう。」と思っても、全ては所有者の理解が無いと始まりません。
また、事例がないと理解してもらうのは難しいと思います。

私は仕事を通して、小さくてもその事例を増やしていきたいと思っています。
どうしてそんな風に思うかというと、自分の住む町が魅力的であって欲しいからです。
楽しい生活が出来る町であって欲しいからです。

二宮町の空き家バンクは補助金が出ます。
補助金制度はきっかけの一つではありますが、税金なんて使わなくても人が入ってきて、お金が循環するような、そんな日が来る事を願っています。

放置されていた空家を見事に変貌させた、あの人気のパン屋さんなんて、まさに先駆者として町のイメージを牽引していますよね。

宮戸 淳

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